次女~中篇~

引っ越してからすぐに1歳6か月健診がありました。

長女と次女を連れ、役所へ。

身長、体重、そして保健士からの聞き取り。

保健士「OOちゃん言葉はでていますか」

私「ばあ!なら言えます」

保健士「ママだとかバイバイだとかは言えますか?」

私「言えないですね。」

保健士「バイバイと手をふりますか?」

私「いえ、しないです」

保健士「では、次は医師の診察になります。」

来た時から同じ月齢の子との違和感はあったもののあまり気にしてませんでした。

勝手に言葉も覚えていくと思いますよね。

当時”いないいないばあ”が好きだったので、ばあ見る?と聞くとばあ!と答えていました。

医師の診察では「発達がゆっくりですね。一度耳鼻科で耳の検査をしてみてください。」と言われました。

すぐに近所の個人病院へかかりました。

ですが、診察では異常なく、詳しく検査する機械もないので大きい病院を紹介されました。

結果異常なし。

保健士さんに連絡をして経過観察で終わりました。

ちょうど風邪を引いていたのでついでに個人の小児科でも相談してみました。

その時は「あと3か月様子をみてそれでも言葉が増えなかったらまた来て」と言われ様子をみてました。

ですがやっぱり増えず。再度個人病院へ。

大病院の小児科の紹介状を渡されました。

内心、また検査か~。と疲れ気味になっていました。

大病院では、脳波とCTを撮りました。

結果、脳の病気はないですね。一応診断名は精神発達遅滞ということで。2か月後また来てください。とのこと。

精神発達遅滞?何?知的障害か?と思い家で調べると医師にも原因がわからない発達の遅れみたいですね。

薬で眠らせてまで検査をし結果異常なし。

疲れました。そして、帰宅後この薬が怖くなりました。

次女が目覚めると大人の泥酔のように足元がフラフラに!!

ただでさえしっかり歩けないのに。その日は1日中抱っこしてました。

翌日には薬も切れたようでいつも通りの次女でした。

半年間この病院を通っていましたが次女は全く喋らず。さすがに焦りました。

2歳になっていたので発達専門の病院を予約することにしました。

その事をかかっていた医師に伝え、データを送ってもらうことになりました。

この時期、長男がデイサービスに行き始めたばかりだったのですぐに次女もデイを利用することにしました。

言葉の遅れと不安定な歩行が少しでも良くなればと思いを込めて。

発達専門の病院では今までの発達状況の聞き取りが主にでした。

ですが、小児科以外にも訓練もできる病院でしたのでまずはそこから始めましょう。と言われました。

言語療法(ST)、作業療法(OT)。それぞれ専門の療法士がいて次女の好きな事をしながら訓練してました。

この病院では小児科は3か月に1回、訓練は1~2か月に1回でした。

STでは、写真を使って物の名前を覚える事や本の読み聞かせ。

OTでは、指先を使った細かい運動。

毎回泣くほど嫌な様子。ですが、心を鬼にして頑張らせました。