自由過ぎる母。私は捨てられた?~波瀾万丈な人生2~

母は4度目の離婚後、少し落ち着いたように感じていました。

さすがに、私も父親はもういらないと言う事ができたので。

私の中学生活。部活や、新しい友達も出来てとても充実していました。もちろん悪い事もたくさんしました。

中学3年、初めてのタバコ、初めてのお酒、初めての彼氏、初めてのSEX。

先生にタバコがバレて怒られる。当たり前ですが祖父母にも怒られる。でも母だけは何も言わなかった。

私が高校生になると同時に母は実家から出て妹たちと暮らすようになりました。私と弟は祖父母の実家です。

同じ市内なのでいつでも行けますが、遊ぶ事に夢中な私。全く行かなかったです。

母は保険の仕事をしていましたが少ない給料で生活がままならないようで生活保護世帯になりました。

私の高校生活、勉強はおろそかになり遊んでばかり。進路も夢も決まらずどうでもよかった。

高校2年になるといじめも受けるようになりました。酷いいじめではなく、ネチネチしたいじめ。

クラスの子にははぶかれる。上級生にはシバかれる。親友は違うクラス。学校に行くのは苦痛でした。

当時付き合っていた彼氏は7歳離れた社会人。相談しても頑張れの一点張り。

何もかも嫌になり家出しました。バスに乗って1時間程の友人の家へ。

何度も鳴る電話。メール。全部シカト。このまま戻る気はありませんでした。

が、彼氏から1通のメール。警察に捜索願いを出したそうで私をかくまってる人が捕まると書いてありました。

まだまだ子供な私。ヤバいと思い彼氏に連絡。24時間も経たずに泣く泣く帰る事になりました。

それでも高校には行きたくなかったので祖父母&彼氏に自分の意思ははっきり伝えました。そして中退。

でも高校の資格はないとまずいと思った私。通信制の学校に通い無事卒業しました。

学校を中退する時、祖父母は呆れていました。でも母はやっぱり何も言わない。

祖父母も私が母と同じ道に進むとわかっていたんでしょう。

卒業後はちゃんと就職するわけもなくスーパーでパートをしていました。

そんなある日、夏休みの親友が地元に遊びに帰って来て飲みに誘ってくれました。

親友は普通高卒業後看護学校に行きました。

初めて行く飲み屋。新鮮で楽しかった。私、老け顔なので未成年に見えないんです。(笑)

そこのマスターから、働くかい?と。え…と思いましたがすぐにうなずきお仕事開始。

祖父母はもう何も言いませんでした。母も。

夜の仕事は一見簡単なように思えたけれど飲まなきゃいけないし、お客さん呼ばなきゃいけないし。

時には胸を触られる事も。苦労するけどお金は安定してます。

水商売が嫌いな社会人の彼、でも私は天職に感じて仕事を取り4年付き合って別れました。

付き合っている時に妊娠してしまい結婚など考えられなかったので勝手に中絶しました。

祖父母に言えず母に付き添ってもらって。母はこの時産めばと言いました。

子供は好き。でも育てられる自信はない。まだまだ遊びたい。

本当に勝手な事をしていました。不妊の方には申し訳ないです。

別れる時に中絶を知らない彼に話すと「言ってくれてたら結婚していた。」と言っていました。

良い人でしたが、女遊びが激しく浮気は日常茶飯事でした(笑)だから結婚なんか考えられなかったんでしょうね。

昼のパートを辞め、夜1本。この時期が1番遊びほうけました。

仕事のない日は友達と地方へ出向き、出会い系で知り合った人と遊ぶ。

仕事→遊びの繰り返し。母と同じ道を歩んでいました。

夜の仕事をして2年頃、客として来た今の主人と出会い容姿が良い!それだけで付き合いました。

主人は私の仕事を気にしていなく仕事が終わったら迎えに来てくれる人でした。優しかった(笑)

最初は遊びの延長で付き合ってるつもりがだんだん惹かれていく私の心。

急に都会へ引っ越すと言われ、もうこんな出会いはないと思い頑張った仕事を辞めついていくことに。

祖父母にも母にも言わずに。都会は大変でした。

最初は、パチンコ生活でした。もちろん貯金はなくなり貧困に(笑)

でもお金がなくてもこの人と一緒にいるだけで幸せでした。

引っ越して、1年も経たずに妊娠がわかり私はこの人の子供を産みたいと感じました。

主人も結婚を考えてくれて貧困は子供が可哀想という事で主人の実家に帰ることに。

1番に母に知らせました。母はやっとかという返答。

主人と私の祖父母の家へ挨拶に行った時も母のようにはならないでくれといった様子。

それから出産を経て、今に至ります。

障害を持って産まれたわが子達は、神様が私に試練を与えているんだと考えています。

私のやってきたことすべてに罪があるように。

現在母は5度目の結婚を考えているようです。1番下の妹が来年高校を卒業したら。

懲りずに恋愛していますが、私達兄弟はもう何も言いません。これが私たちの母だから。